きのことわかめで肩こり改善?

肩こりは一般的に身体的要因で考えられます。

肩周りをほぐそう。頭の位置を気をつけよう。等々

もう一方で精神的要因もとても大きい要因です。

ストレスや睡眠不足、生理周期等々

肩こりは最終的に“凝り”という症状で表に出ますが、それまでには色んな要因、原因が潜んでいます。

表面上だけで考えていては一向に肩こりは改善しません。

深掘りしたこのコラムで一緒に肩こりを改善していきませんか?

今回は、筋肉骨格系や精神的要因ではなく、腸内環境に目を向けてみました。

お役に立てる内容かと思いますのでぜひご覧ください。


腸内環境の悪化で引き起こされる要因

腸内環境の悪化で肩こりが引き起こされる要因として、

血液の汚れ・◀︎による血行不良・自律神経の乱れ などが関係しています。

腸内環境が悪く、便が排出しづらい方、つまりは便秘の方ですね。

便秘の方は大腸に便が長くとどまるとで水分が吸収されて固くなり、その便が動かせなくなった結果、さらにたまっていってしまいます。

そして、アンモニアや悪玉菌、などの有害物質までも大腸が吸収して、血液に溶け込んでしまいます。

そのため血液は汚れ、血流は悪くなり、酸素や栄養素を運べなくなります。

その結果、老廃物や疲労物質が溜まり、肩こりに繋がってしまいます。

ストレスを感じて自律神経が乱れると、夜になってもリラックス効果をもたらす副交感神経への切り替えがうまくできずに筋肉がずっと緊張した状態になります。そのために、首や肩周辺の僧帽筋にも緊張が起こり、肩こりの原因になってしまいます。

また体が冷えることでも全身に不自然な力が入り、体温を外に逃がさないようにしようと毛細血管が自然に収縮し、この状態が続くと全身の筋肉や肩の筋肉に緊張や疲労が起こり肩こりになります。

腸内環境と自律神経の関係性

腸-脳相関: 腸内環境は脳に影響を与え、逆に脳から腸に信号が送られるという「腸-脳相関」が存在します。腸内の微生物は神経伝達物質やホルモンを生成し、これが脳の機能や気分に影響を与えることが知られています。

ストレスと腸内環境: ストレスは自律神経のバランスを崩し、交感神経を優位にします。この状態が続くと、腸内の微生物のバランスが崩れ、腸内環境が悪化する可能性があります。腸内環境の悪化は、消化不良や便秘、下痢などの症状を引き起こすことがあります。

自律神経の調整: 健康な腸内環境は自律神経のバランスを整える要因となります。特に、副交感神経が優位になると、リラックスして消化機能が向上するため、腸内環境の改善に寄与します。

腸内環境を良くするオススメ食べ物

– ヨーグルト: 生きた乳酸菌が含まれ、腸内の善玉菌を増やすのに役立ちます。

– 納豆: ナットウキナーゼやビタミンK2が含まれ、腸の健康をサポートします。

– キムチ: 発酵による乳酸菌が豊富で、腸内のバランスを整える効果があります。

– 野菜(特に根菜): 例として、にんじん、かぼちゃ、ブロッコリーなどがあり、腸の蠕動運動を助けます。

– 果物: バナナやリンゴなどは水溶性食物繊維を含み、腸内の善玉菌の栄養源になります。

– 全粒穀物: ご飯やパンを白米や白いパンから玄米や全粒粉に変えることで、食物繊維を多く摂取できます。

– 魚(特に青魚): サバやサンマなどがオメガ-3脂肪酸を豊富に含み、炎症を抑える効果があります。

– ナッツや種子: チアシードや亜麻仁などもオメガ-3が豊富です。

ナッツ類

– アーモンドやくるみなどは、食物繊維や健康的な脂肪を含み、腸内の善玉菌を増やす助けになります。

水分

– 十分な水分摂取も腸内環境を整える上で重要です。水分が不足すると便秘が起こりやすくなります。

きのこ

食物繊維が豊富: きのこには水溶性および不溶性の食物繊維が含まれており、腸の動きを促進します。これにより、便通が改善され、腸内環境が整います。

きのこに含まれる食物繊維は、腸内の善玉菌の栄養源となります。これにより、善玉菌が増え、腸内フローラのバランスが改善されます。

免疫力の向上: きのこにはβ-グルカンなどの成分が含まれており、免疫機能をサポートします。腸は免疫の重要な役割を担っているため、腸内環境を良くすることが免疫力の向上にもつながります。

わかめ

食物繊維が豊富: わかめも食物繊維が豊富で、腸の動きを助けるため、便秘の改善に寄与します。

ミネラルとビタミン: わかめにはカリウムやカルシウム、マグネシウム、ビタミンKなどが含まれており、栄養価が高いです。これらは腸の健康を保つために重要です。

腸内フローラの改善: わかめに含まれるフコイダンという成分は、腸内の善玉菌を増やし、腸内フローラのバランスを整える助けになります。

デトックス効果: わかめは海藻であり、体内の重金属や毒素の排出を助けるとされています。これにより、腸内環境の改善にも寄与します。

きのことわかめは、どちらも腸内環境を良くするために効果的な食材です。食物繊維や栄養素の豊富さ、善玉菌のサポート、免疫力の向上など、多くのメリットがあります。これらを日常的に取り入れることで、腸内環境を健やかに保つことができます。

【結論】

腸内環境の悪化が自律神経の乱れに関係し、自律神経の乱れが肩こりに関係してきます。

肩こり改善で自律神経を整えようというのはよくある話です。

しかし、どのように自律神経を整えるかが大切なのです。色んな整え方はありますが、今回は腸内環境に目を向けてみました。

いかがでしたでしょうか?

オススメはきのことわかめのお味噌汁を飲んで腸内環境を整え、自律神経の乱れが整えば肩こりも楽になるでしょう。(もちろん個人差はあります)そもそも、自律神経の乱れが腸内環境が原因ではない方もいらっしゃいます。

今回の内容が思い当たる方はぜひお試しください。

ただし、これだけでは根本改善にはなりません。エクササイズや姿勢の改善も重要だということは念頭に置いておいてくださいね。

【執筆者情報】

石橋 侑汰(いしばし ゆうた)

1999年1月生まれ 町田市玉川学園出身

関東大手フィットネスクラブの正社員を経て同クラブで業務委託として独立。独立1年でクラブ売上No.1の実績を持つ。この実績と経験から地元玉川学園に姿勢改善パーソナルジム“LIFE SMILE GYM”を2024年2月にオープンさせる。街の健康係として健康と笑顔を皆様に届けます。