なぜ40・50・60代はいま身体の分岐点に立たされているのか

「年齢のせいだから仕方ない」

40代以降の不調について、そう思われがちですが、私は少し違う見方をしています。

今の40・50・60代は、身体のつくりと生活様式が最もズレている世代です。

スマホは、身体にとっては“まだ新しすぎる文化”

スマートフォンが本格的に普及したのは、ここ15年ほど。

一方で、40〜60代の多くの方は、人生の30〜40年をスマホのない時代に適応した身体で過ごしてきました。

つまり現在の身体は、

  • 目線を落とし続ける
  • 肩を内に巻き込む
  • 座ったまま長時間動かない

といった現代特有の姿勢や動作を前提に設計されていないのです。

20〜30代は、学生時代からスマホやPCに触れ、知らず知らずのうちにその環境に順応しています。

しかし中高年世代は、身体の“設計図”が古いまま、急激に生活だけが変わった状態と言えます。

問題は「今」ではなく「10年後」に出る

このズレが本当に問題になるのは、今すぐではありません。

5年後、10年後に一気に表面化します。

特に何もケアをしていない場合、

  • 背骨のしなりが失われる
  • 歩幅が自然と小さくなる
  • バランス能力が低下する

こうした変化が重なり、「外出が億劫」「転倒が怖い」という状態につながっていきます。

これは意志の弱さではなく、身体機能の積み重ねの結果です。

同じ年齢でも、まったく違う未来になる理由

一方で、40代・50代からでも、

  • 姿勢を整える
  • 関節を正しく動かす
  • 呼吸や歩行を見直す

こうしたことに取り組んでいる人は、年齢を重ねても元気に歩き続けています。

差を生むのは「才能」でも「運動神経」でもありません。

身体に意識を向けてきた時間の差です。

将来の身体は、年齢ではなく「今の選択」で決まる

年を取ったから衰れるのではなく、

衰える習慣を続けた結果として年齢に表れる。

今の選択は、

5年後・10年後の自分の姿を静かに形づくっています。

・このまま何もしない未来

・今から身体に目を向ける未来

どちらも、特別な人だけの話ではありません。

あなた自身が、今日から選べるものです。