健康のために運動を始めた。
肩こりや腰痛を良くしたくて、ジムやヨガ、ピラティスにも通ってみた。
ストレッチもしているし、身体に良いことは自分なりに続けている。
それなのに、
「肩こりがなかなか変わらない」
「腰痛が良くなった感じがしない」
「運動しているのに疲れやすい」
「姿勢を意識しているのに身体がつらい」
「自分には何が合っているのか分からない」
このように感じている方は少なくありません。
まずお伝えしたいのは、運動をしていること自体はとても素晴らしいということです。
身体を動かす習慣がある。
健康のために時間を使っている。
自分の身体を変えようとしている。
それは、何もしないよりも大きな一歩です。
ただし、肩こりや腰痛、疲れやすさなどの不調を改善したい場合、ただ運動量を増やせばよいとは限りません。
なぜなら、不調の原因は「運動不足」だけではないからです。
運動しているのに不調が変わらない理由
肩こりや腰痛があると、多くの方はこう考えます。
「筋力が足りないのかな」
「体幹が弱いのかな」
「身体が硬いから伸ばした方がいいのかな」
「姿勢が悪いから、もっと意識しなきゃ」
もちろん、筋力や柔軟性、姿勢が関係していることもあります。
しかし、不調が長く続いている方の場合、それだけでは説明できないことも多くあります。
たとえば、
首や肩に常に力が入っている。
呼吸が浅くなっている。
腰を守ろうとしてお腹や背中を固めている。
肋骨や背中が動きにくくなっている。
股関節ではなく腰ばかり使って動いている。
姿勢を良くしようとして、かえって身体を緊張させている。
このような状態のまま運動をしても、狙った場所をうまく使えないことがあります。
本当はお尻や股関節を使いたいのに、腰で頑張ってしまう。
本当は背中を動かしたいのに、首や肩に力が入ってしまう。
本当は呼吸を整えたいのに、胸や肩で息をしてしまう。
すると、運動しているのに身体が楽にならない。
むしろ、運動後に疲れや痛みが強くなることもあります。
不調改善に必要なのは「何をするか」より「なぜ起きているか」
不調改善で大切なのは、運動の種類を選ぶことだけではありません。
筋トレが良いのか。
ヨガが良いのか。
ピラティスが良いのか。
ストレッチが良いのか。
整体が良いのか。
もちろん、それぞれに良さがあります。
しかし、本当に大切なのは、その方法が今の自分の身体に合っているかどうかです。
肩こりがあるから肩を動かす。
腰痛があるから腹筋を鍛える。
身体が硬いから強く伸ばす。
姿勢が悪いから胸を張る。
一見、正しそうに見えます。
でも、もし肩こりの原因が呼吸の浅さや首の力みだったらどうでしょうか。
もし腰痛の原因が股関節の硬さや、腰を反りすぎる立ち方だったらどうでしょうか。
もし疲れやすさの原因が筋力不足ではなく、常に身体に力が入り続けていることだったらどうでしょうか。
その場合、必要なのはもっと頑張ることではありません。
まず、身体がなぜ不調を出しているのかを見立てることです。
「鍛える前に整える」が必要な人
不調がある方に多いのは、身体の力が抜けない状態です。
本人は普通にしているつもりでも、
奥歯を噛みしめている。
肩が上がっている。
首の後ろが固い。
お腹を常に固めている。
腰を反らせて立っている。
呼吸が浅い。
寝ても身体が休まっていない。
このような状態になっていることがあります。
この状態で運動をすると、身体はさらに頑張ろうとします。
頑張って動いているのに、首や肩がつらい。
姿勢を意識しているのに、腰が重い。
体幹を使おうとしているのに、お腹や背中がガチガチになる。
これは、努力が足りないからではありません。
身体がまだ、うまく力を抜ける状態になっていない可能性があります。
不調がある方に必要なのは、いきなり鍛えることではなく、まず整えることです。
呼吸を整える。
首や肩の力みを抜く。
腰を固めすぎない。
肋骨や背中を動かしやすくする。
股関節や足元を使えるようにする。
そのうえで、必要な筋力や動きを身につけていく。
この順番がとても大切です。
運動量を増やしても変わらない人に起きていること
運動を頑張っているのに不調が変わらない方は、運動量が足りないのではなく、身体の使い方が変わっていない可能性があります。
たとえば、肩こりがある方。
肩まわりを動かしているつもりでも、実際には首に力が入り、肩をすくめる癖が残っていることがあります。
腰痛がある方。
体幹を鍛えているつもりでも、腰を反らせたり、お腹を固めすぎたりして、腰の負担が抜けていないことがあります。
疲れやすい方。
運動不足を解消しようとして頑張っているのに、呼吸が浅く、身体が緊張したままだと、回復が追いつかないことがあります。
つまり、不調改善に必要なのは、ただ回数を増やすことではありません。
どこに力が入っているのか。
どこが使えていないのか。
どの動きで不調が出るのか。
どんな姿勢で身体が固まるのか。
どうすれば楽に動けるのか。
ここを見ていくことが必要です。
不調がある方ほど「脱力」が大切
脱力というと、力を抜いて何もしないことのように感じるかもしれません。
でも、ここでいう脱力は、ただダラッとすることではありません。
必要のない力を抜き、必要なところが自然に働ける状態をつくることです。
常に肩に力が入っている身体は、疲れやすくなります。
常に腰を固めている身体は、動くたびに不安を感じやすくなります。
常に呼吸が浅い身体は、休んでいるつもりでも休まりにくくなります。
だからこそ、不調がある方ほど、まずは力を抜ける身体をつくる必要があります。
鍛えることは大切です。
でも、力が入りっぱなしの身体にさらに負荷をかける前に、まずは余計な緊張を減らすことが必要な方もいます。
姿勢を良くしようとして、逆につらくなることもある
不調を改善したい方の中には、姿勢をとても意識している方がいます。
「背筋を伸ばさなきゃ」
「胸を張らなきゃ」
「骨盤を立てなきゃ」
この意識自体は悪いことではありません。
ただし、無理に良い姿勢を作ろうとすると、かえって身体が緊張することがあります。
胸を張りすぎて腰が反る。
肩甲骨を寄せようとして首が詰まる。
お腹に力を入れすぎて呼吸が浅くなる。
姿勢を保とうとして疲れてしまう。
本当に必要なのは、見た目だけの良い姿勢ではありません。
呼吸がしやすく、肩や腰に余計な負担がかからず、長く続けても疲れにくい姿勢です。
そのためには、ただ形を直すのではなく、身体全体のつながりを見る必要があります。
あなたに必要なのは、もっと頑張ることではないかもしれません
運動しているのに不調が変わらないと、
「自分の努力が足りないのかな」
「もっと通わないとダメなのかな」
「もっと強い運動をした方がいいのかな」
と思ってしまう方もいます。
でも、そうとは限りません。
必要なのは、もっと頑張ることではなく、今の身体に合った順番を知ることかもしれません。
不調改善には、段階があります。
まず、自分の身体の状態を知る。
次に、余計な力みを抜く。
呼吸を整える。
動きにくい部分を動かしやすくする。
負担が集中している場所を減らす。
そのうえで、必要な運動を行う。
この流れがあることで、運動の効果も出やすくなります。
逆に、この順番を飛ばしてしまうと、頑張っているのに変わらないという状態が続きやすくなります。
LIFE SMILE GYMが大切にしていること
LIFE SMILE GYMでは、肩こりや腰痛、疲れやすさを単なる筋力不足として見ていません。
もちろん、必要に応じて運動も行います。
しかし、その前に大切にしているのが、身体の見立てです。
呼吸は浅くないか。
首や肩に力が入り続けていないか。
腰を守ろうとして固めていないか。
股関節や背中は動いているか。
姿勢を保つために、どこかが頑張りすぎていないか。
日常生活の中で、不調を作る癖がないか。
その方の身体を確認しながら、必要な順番で整えていきます。
ただ運動を提供するのではなく、なぜ不調が出ているのかを一緒に見つけていく。
そして、身体が安心して動ける状態をつくっていく。
これが、LIFE SMILE GYMが大切にしている不調改善の考え方です。
運動しているのに変わらない方へ
もしあなたが、健康のために運動をしているのに、
肩こりが変わらない。
腰痛が続いている。
疲れやすさが抜けない。
寝ても身体が重い。
姿勢を意識すると余計につらい。
このように感じているなら、あなたの努力が足りないわけではありません。
もしかすると、今の身体に必要なのは、運動量を増やすことではなく、整える順番を見直すことかもしれません。
不調は、年齢のせいだけではありません。
筋力不足だけが原因とも限りません。
呼吸、力み、姿勢、身体の使い方、日常の癖。
そこに目を向けることで、身体は変わり始めます。
運動しているのに不調が変わらない方へ。
必要なのは、さらに頑張ることではなく、まず整えることかもしれません。
鍛える前に、整える。
そして、肩こりや腰痛に振り回されず、仕事も家事も趣味も旅行も楽しめる身体をつくっていきましょう。

